1000万円あれば初期費用に280万円、毎月30万円、2年分のコスト720万円を用意できる状態にはあります。ダナン現地で多くの人を巻き込む場合、2年間毎月30万円(合計720万円)の赤字でも続けるぐらいの資金力は求められることが多いです。少額の資金では、取引先にも、外国人だと、すぐに撤退すると思われてしまいます。
一方で、初期には生活費程度しかかからず、起業してる人もいます。それがすでに買い手を抱えてる状態でダナンへ来る場合、もしくは売れるプロダクトを持っている場合です。特に、買い手を抱えている状態であれば、営業もそこまで難しくはなく、初期費用も抑えられるケースが多くなります。
予算1000万円での起業
今のダナンでは、日本人、日本企業がIT業や飲食、小売業、製造業、建築業、不動産業、サービス業で起業したケースが散見されます。この中でも自社ですべてを揃える場合には、製造業、建築業は初期費用が1000万円では難しく、数千万円規模の費用がかかっています。
飲食や小売の場合も、店舗を営業できる状態にまで整えるだけで500万円は必要になるかと思います。その後、毎月のランニングコストを考えると、1000万円では少々心配な資金になります。もちろん、ダナンでも少し郊外に行けば少ない予算で店舗などを借りれます。また、移動式、簡易的な屋台で商売をしてる人もいます。内装や備品にしても、こだわらないのであればそこまでの費用はかからないでしょう。

ただし、食材や在庫については、そこまで抑えられるわけではなく、集客が難しくなれば売上を作るのも難しくなります。
また、飲食や小売にしても、現地の協力者次第では少額の資金も開業が可能です。飲食店なら間借りやお店の前での屋台出店、小売なら代理店として現地のパートナーに活動してもらうかたちです。ただし、その分自由度は下がり、相手の要望に沿った経営が必要になります。
予算30万円での起業
店舗や設備などが不要で、在庫を仕入れてのビジネスでない場合、少額な予算でもダナンでは事業を始められます。30万円でもオーナーになるのは可能で、所得もベトナムではなく、日本で得るかたちであれば難しくはありません。代表的なのがIT業やサービス業です。すでに日本で顧客(買い手)がいる場合には、そこまでのキャッシュも必要とはならないでしょう。
ただし、実質的なオーナーとなる場合には、日本資本で会社を設立するか、現地資本の会社でもきちんとした契約が必要になります。日本資本の会社をベトナムで設立したい場合には、1000万円といった資本金が必要とされることもあります。現地企業を設立し、実質的なオーナーとなるような契約を結ぶ場合には、30万円でギリギリ、50万円程度必要な場合もあります。
また、ダナンで就労したい場合(ベトナムで収入を得たい場合)には就労ビザも必要になります。ビザを取得するには、日本などで専門職の就労経験がなければ難しくなります。
30万円程度で起業した後も、ベトナムで所得を得たい場合、日本資本で営業したい場合には、事業として大きくしていく必要があります。
すでに買い手を抱えてる状態での起業
IT企業に限らず、すでに買い手の顧客を抱えている状態であればそこまでの初期費用はかかりません。最近では、YouTuberやインスタグラマー、TikTokerと呼ばれるようなインフルエンサーたちも、to C向けのプロダクト次第ではすぐに売上を作れる状態であり、初期費用をほとんどかけることなく売上を作れます。また、to B向けにプロダクトを販売できる状態、例えば、日本の旅行会社もしくは日本の旅行会社とすでに取引があり、ダナンツアーなどをすでに販売できる状態であれば弊社(KENKOU TRAVEL)でも協力可能です。
ベトナム人のエンジニアに仕事を任せたいなども含め、ベトナム現地起業の売上に貢献してくれる立場であれば営業にしてもそこまで難しくはなく、弊社でもクライアントの事業内容や条件を詳しくヒアリングしたうえで協力できる場合もあります。
買い手を抱えてる状態での起業なら少額でもそこまで難しくはありません。
売りたいプロダクトを持っている状態での起業

売りたいプロダクトを持っている状態でも、ダナンもしくはベトナムで買い手を見つければ初期費用もそこまでかからずに起業は可能です。ただし、このように自社の売上につながるような営業(現地で買い手を見つける営業)は、日本と同様に簡単ではありません。商談まで進むにもそれなりに時間がかかります。弊社でも買い手のリスト化およびビジネスマッチング(営業支援)や商談のセッティングは可能ですが、有料でのサポートとなります。
to Cのビジネスにしてもそうで、売るプロダクトがあっても、インフルエンサーと呼ばれるような人たちでないと、初めから売上を作るのは簡単ではありません。
・すでに顧客(買い手、売り手)を抱えている
※買い手を抱えている場合には、営業の難易度も下がります。現地の買い手を探すには、難易度が上がります。
資金や顧客がない場合は、資金調達も検討する必要があります。ベトナムでの起業の場合でも、事業計画の実現可能性が重要視されるため、まずはダナンに滞在して調査を行う方もいます。ダナンでの調査時には、日本語が話せる人材の紹介など、弊社がお手伝いできることもございます。日本語人材の派遣が必要な場合は、お気軽にご連絡ください。
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